登山後の疲労を回復させるたった2つの方法

登山後の疲労を回復させるたった2つの方法を詳しくご紹介します。

登山後の疲労を回復させるたった2つの方法とは?

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「毎週末、趣味の登山に出かけているけど、最近、疲れが抜けにくくなった。」とお悩みではありませんか?

 

年齢を重ねるごとに体力が低下していくとはいえ、疲労の原因は一概に体力の衰えとは限りません。

 

大好きな登山をこれからも続けていきたいというあなたのために今回は「登山後の疲労回復方法」について詳しくお伝えしたいと思います。

 

疲労の原因は?

 

 

昔から体の中に乳酸が溜まると疲労を感じるようになると言われてきましたが、現在では「乳酸 = 疲労原因物質」説は否定されています。

 

最新の疲労研究によると、疲労の原因物質は活性酸素であることが分かりました。

 

私たち人間は空気中から取り込んだ酸素を細胞で燃焼させてエネルギーを作り出しています。

 

このエネルギーが作られる過程で発生するのが活性酸素です。

 

活性酸素は体内に侵入したウイルスなどの外敵を攻撃し無力化するなどの働きがあり、一定量は必要です。

 

ですが、増えすぎてしまうと、細胞内の様々な箇所を傷つけて、細胞の機能低下を引き起こしてしまいます。

 

その結果、細胞が錆びついてしまい、疲労を起こすという訳です。

 

最も疲れているのは体じゃない?

 

 

では、最も多く活性酸素が発生している場所はどこなんでしょうか?

 

言い換えれば、最も疲労している場所はどこなんでしょうか?

 

それは、脳の中の自律神経の中枢と言われる視床下部や前帯状回と呼ばれる部位です。

 

自律神経は呼吸、心拍、血液循環、体温調整などを司っている神経システムで体を常に一定の状態に保つために働き続けています。

 

登山中に最も酷使されているのは筋肉ではなく、この自律神経なんです。

 

同じ5kmのジョギングでも真夏の炎天下で行うのと涼しい快適な環境で行うのとでは疲れ方に大きな違いがありますよね?

 

真夏の炎天下で行うジョギングでは体温調整のためにたくさん汗をかきますし、呼吸も速くなり、心拍数も増えます。

 

体を一定の状態に保つために自律神経は頑張ってくれている訳です。

 

このような自律神経の働きに違いがあるので疲れ方に差がある訳です。

 

登山後の疲労を回復させる方法

 

 

登山後の疲労を回復させるためには睡眠の食事が大切になります。

 

それぞれ注意すべきポイントをお伝えします。

 

① 睡眠編

 

 

登山中は活性酸素が大量に発生して、細胞を傷つけていくため疲労が溜まります。

 

それが夜に眠ることで活性酸素の発生が抑えられ、その間に細胞の修復が進められて疲労が回復します。

 

ですから、睡眠時間を十分にとることを心がけましょう。最低でも7時間はとるようにしましょう。

 

傷ついた細胞の修復には睡眠時間も大切ですが、睡眠の質も大切になります。

 

睡眠には深い睡眠の「ノンレム睡眠」と浅い睡眠「レム睡眠」があり、「ノンレム睡眠」の時に細胞の修復が行われます。

 

睡眠の質を高めるために以下のような事柄に注意しましょう。

 

●夜に強い光を浴びない

 

●寝酒はしない

 

●入浴は1~2時間前に済ます

 

●食事は寝る2時間前までに済ます

 

●寝る直前にスマホやパソコンは見ない

 

●寝汗をかかないようにエアコンは付けたまま寝る

 

●いびきをかかないように横向きの姿勢で眠る

 

② 食事編

 

 

総研究費15億円を投じた「抗疲労プロジェクト」の中で疲労回復に効果があると言われる23種類の食品成分の検証が行われました。

 

※ 抗疲労プロジェクト・・・・・大阪市大阪市立大学など5大学、大手食品メーカー、大手医薬品メーカー18社などが参加した産官学のプロジェクト

 

その結果、最も疲労回復に効果があるとエビデンス(科学的実証)が得られたのはイミダゾールジペプチドという食品成分でした。

 

イミダゾールジペプチドは鶏の胸肉やマグロ、カツオなどの大型回遊魚の尾ビレに多く含まれる成分です。

 

イミダゾールジペプチドには酸化ストレスを軽減する抗酸化作用があり、このことが疲労を軽減する効果をもたらします。

 

1日200mgのイミダゾールジペプチドを摂ることで継続的に抗疲労効果を発揮すると言われていますので、普段からイミダゾールジペプチドを多く含む食材を食べるようにしましょう。

 

なお、イミダゾールジペプチドが豊富に含まれる食べ物には以下のようなものがあります。

 

★鶏の胸肉

 

100g摂ると200mgのイミダゾールジペプチドを摂ることができます。

 

★豚ロース肉

 

130g摂ると200mgのイミダゾールジペプチドを摂ることができます。

 

★カツオ刺身

 

150g摂ると200mgのイミダゾールジペプチドを摂ることができます。

 

★ささみ

 

200g摂ると200mgのイミダゾールジペプチドを摂ることができます。

 

★鶏もも

 

300g摂ると200mgのイミダゾールジペプチドを摂ることができます。

 

★牛肉

 

400g摂ると200mgのイミダゾールジペプチドを摂ることができます。

 

上記のようなイミダゾールジペプチドを豊富に含む食べ物を普段から食べていると“疲れにくい”体になることができます。

 

もしも、食べ物から摂ることが負担になる方は1日に必要な200mgのイミダゾールジペプチドを手軽に摂れるサプリメントもありますのでそちらを利用すると良いでしょう。

 

ドリンクタイプ ⇒ ノンカフェインの疲労感軽減ドリンク「イミダペプチド」

 

カプセルタイプ ⇒ 【イミダペプチドソフトカプセル】

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、「登山後の疲労を回復させる2つの方法」についてお伝えしました。

 

「体が疲れた。」と感じる場合の多くは実は「脳の疲労」であることが最新の研究で分かっています。

 

栄養補給ももちろん大切ですが、自律神経のケアも忘れずに行うようにしてください。